セッション情報第三弾:Gutenberg 開発チームのあの人も!新エディターについて学べるセッション

次期メジャーバージョンの WordPress 5.0 での目玉機能は、大幅な変更が加えられた新エディター、「Gutenberg(グーテンベルグ)」。最近公開されたバージョン 4.9.8 で「Gutenberg を試そう」というボックスがダッシュボードに掲載されたのを目にして、そろそろ本格的な準備が必要だなと思い始めた人も少なくないのではないでしょうか。

5.0 のリリースは現在のところ8月という予定で、着々と開発が進められています。9月中旬の WordCamp Tokyo では、この Gutenberg についてガッツリと情報収集していただけるようなセッションをたくさんご用意しています(英語セッションには同時通訳がつきますので、ご心配なく)!

その他のセッション情報はこちらからどうぞ!

WordCamp Tokyo 2018 セッション情報第三弾

Gutenberg デザインの重要性: オープンソースのつくりかた(同時通訳あり)

Tammie Listerスピーカー: タミー・リスター (Tammie Lister) さん
セッション原題: Gutenberg design matters: creating open source

Automattic に所属しつつ、フルタイムで WordPress.org 関連のデザインワークを手がけるタミー。このセッションでは、Gutenberg エディター開発チームのリードデザイナーである彼女が、そのデザインプロセスについて語ります。

In this talk discover the how Gutenberg has been designed. Take a look beyond the block and cover the entire experience of Gutenberg. Along the way gain insight into decisions made and the design process behind this new WordPress publishing experience. Designing in open source isn’t always easy, but it is the future of design. Discover the patterns, uncover the interactions and learn how Gutenberg was created.

Gutenberg というまったく新しいユーザー体験を作り出すにあたって、デザインが担っている重要な役割について。

開発を進めていく間、どのように決断が行われたのか。どんな手法が採用されたのか。

Gutenberg をもっと深く知ることができるのはもちろん、デザイナーにとってのチーム内でのやりとりに役に立つヒントもあるはずです。

また、オープンソースプロジェクトでのデザイン分野への協力に挑戦してみたいという方は、ぜひこのセッションで WordPress のデザインチームについてもっと知ってみましょう。

Gutenberg と WordPress の進化に見る未来(同時通訳あり)

スピーカー: ジャスティン・コペパサ (Justin Kopepasah) さん
セッション原題: Gutenberg and the Evolution of WordPress

世界トップレベルの WordPress 案件を手がける制作会社である10upの開発者、ジャスティン・クープサー。

Gutenberg, the elephant in the room. The impending feature to be merged into Core which will not only change the way millions of people work with WordPress but has the audacious goal of shaping the way people publish and manage content on the web.

Some people may say that Gutenberg is merely WordPress catching up to other services, but in reality, the new editor experience not only changes the way writers write, but also the way engineers create rich, editorial experiences specifically tailored to each unique site requirements.

WordPress 5.0+ goals are not to “catch up”, but rather leapfrog other experiences and shape content creation and the editorial experience forever.

「Gutenberg は、単に WordPress の使い方を変えるというだけではなく、人々の Web 上でのパブリッシングやコンテンツ管理のやり方を変えていこうという大きなゴールも持っている」と語るジャスティン。この大きな「チャレンジ」でもあるゴールの対象には、コンテンツを作る人たちだけではなく、開発者も含まれます。

各種メディアやエフェクトを利用したいわゆる「リッチなエディトリアルコンテンツ」を実現したり、特定のサイト向けにカスタマイズされた投稿をできるようにしたりといった案件も、これからますます増えてくるでしょう。

WordPress 5.0 以降で起こると彼が予想する、コンテンツ作成と編集の未来を覗いてみませんか。

Gutenberg 解体新書

宇都宮 諒スピーカー: 宇都宮 諒さん

Gutenberg のブロック開発に興味がある方には見逃せないセッションがこちら。株式会社一休で JavaScript によるリッチな UI の開発や、WordPress による自社メディアサイト開発のサポートなどをしている宇都宮さんは、Gutenberg Meetup という勉強会(ちなみに、次回は8月28日!)の主催者でもあります。

こちらのセッションでは、

WordPress 5.0で導入される新エディター・Gutenbergには、React.jsをはじめ、BabelやWebpack等、従来のWordPressでは使われていなかった技術が盛り込まれています。

Gutenbergがこれらをどのように活用しているかを学ぶことで、Gutenbergをカスタマイズするプラグインの開発方法を身につけることができます。新世代のWordPress開発にチャレンジしましょう!

というように、Gutenberg 自体がどのように開発されているかを「解体」して見てみながら、実践的なカスタマイズ方法も知ることができます。

これまでとの違いや気をつけるべきことなど、いち早く Gutenberg プラグインの開発にチャレンジしている彼ならではの気づきを共有してもらえるはずです。

* * *

以上、WordCamp Tokyo 2018セッション紹介の第三弾をお送りしました。

聞いてみたい!と思ったけど参加登録がまだ、という方は、以下のリンクからチケットを入手してくださいね。

それでは第四弾もお楽しみに〜!

参加登録