WordPress 界隈で技術関連の「いま」を抑えておくために開発者にはもちろん、ディレクターや経営者として見逃せないセッションを4本ご紹介します。
過去のセッション情報記事はこちらでどうぞ。
PHPの今とこれから 2018 〜WordPress スペシャル版〜
スピーカー: 廣川 類さん
PHP カンファレンスで、これまで何度も「PHPの今とこれから」についてのセッションを担当されている廣川さん。
今回の WordCamp Tokyo では、スペシャルバージョンとして、WordPress ユーザーが押さえておきたい PHP 開発の最新情報、そしてその今後についてのお話をしていただきます。
PHP の紹介と歴史、開発体制とエコシステム、リリースポリシー、PHP 7.3の新機能などについて。
テーマレビューの現場から見た、抑えておくべきテーマ制作のセオリーと基礎知識
スピーカー: 金井 俊浩さん
WordPress サイトを開発していく中で欠かせない存在であるテーマ。制作者以外にも、WordPress を触る方にとって「テーマ」は切っても切り離せない存在です。
WordPress には、テーマディレクトリに申請されるテーマをレビューしているテーマレビューチームというチームがあります。
そんなチームのレビュアーとして活動している中で得た、テーマ制作に知っておくべきセキュリティやライセンスの基本、メンテナンスのしやすいテーマの作り方などをお伝えします。
テーマを自分で作るときに気をつけるポイントや安全なテーマの書き方を、公式ディレクトリにテーマを掲載するために審査する「レビュアー」がやさしくご紹介します。
PHP フレームワークから学ぶ WordPress 運用改善
スピーカー: 寺井 諒さん
WordPress は PHP で作られていますが、独特の「お約束」のような書き方を求められます。また、WordPress 独自の関数も多用します。
CakePHP、Laravel、FuelPHP といった PHP フレームワークを使うシステム会社に8年間いた経験から WordPress 主体の現場へ移行して驚いたことや気付いたこと等を元に、運用改善方法などを交えてお話ししたいと思います。
このセッションでは、エンジニアの立場から WordPress の運用を改善できるポイントを提案していただきます。
【同時通訳あり】WordPress パフォーマンスを理解する 〜理論と実践〜
スピーカー: Mike Rynart (マイク・リナート) さん
セッション原題: A deep dive into WordPress performance
WordPress サイトに限らず、昨今はウェブサイトの表示速度(=パフォーマンス)は非常に重要視されています。WordPress には誰でも簡単にプラグインで機能を追加したり、コードを書かずにテーマを切り替えたりできるというメリットがある反面、基本知識がない状態でツギハギ的にサイトを作ってしまうと「WordPress は遅い」と言われるようなサイトが出来上がってしまうことも少なくありません。
このセッションでは、どうして速度が大事なのか、その速度はどのように計測するのか、また計測するためのツールや指標、それを元に WordPress サイトのパフォーマンスを改善する方法をご紹介します。
近年、ユーザーの速度に対する期待値は高まっています。このセッションでは、オーガニックトラフィック、コンテンツへのエンゲージメント、コンバージョンに対してしっかり好影響を与えられる、WordPress パフォーマンス改善について実践的な手法をご紹介します。
WordPress を始めたばかりで、サイトを速くするにはどうしたらいいか気になっている方も、プロとしてクライアントのサイトのスピードアップについてより深く学びたい方も、ぜひ聞きに来てください。
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以上、WordCamp Tokyo 2018セッション紹介の第七弾をお送りしました。セッション紹介ブログ記事はあと2本ありますよ!続きもお楽しみに。