AMPは対応済みですか? 最新情報をGoogleの中の人に聞こう!

こんにちは。実行委員長の高橋文樹です。WordCamp Tokyo 2016はいよいよ今週の土日に開催です! お申し込みがまだの方は参加登録のほどをお願い致します!

さて、これまでセッションスピーカーの魅力をお伝えする記事を沢山描いてきましたが、まだ詳細が発表されていないセッションが一つだけあったので、そちらをご紹介します。タイトルは「Google 検索モバイル トレンド: モバイル サイトを AMP でもっとサクサク高速に」、登壇者はGoogleのシニア・サーチ・エヴァンジェリスト金谷 武明さん、そう、「Googleの中の人」によるセッションです!

今回お話しいただく内容は次の通り!

1日 3 億回以上という世界一の Web 検索頻度を誇る Google サーチのエヴァンジェリストが、検索エンジンの最新のトレンドとして、モバイルでのブラウジングをサクサク高速にする Accelerated Mobile Pages (AMP) について語ります。

サイト所有者から開発者まで、検索エンジンの最先端を知りたいすべての方に聞きに来ていただきたいと思っています。

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ちょっと待って、ところでAMPとはなんでしょう。

AMPとは?

さて、AMPについてのみなさんの知識は大体次の三通りに分かれることでしょう。

  • なにそれ? 知らない。
  • 聞いたことはある、あるいは知っているけれど、なにもやっていない。
  • すでに対応済み。

AMPとはAccelerated Mobile Pageという名前が示す通り、モバイルでの検索用に特化されたページのことです。モバイルは回線速度が必ずしも高速とは限らないので、特定の規約(ex. JSは基本禁止、画像はあとから読み込み)に則ったHTMLを書くことで高速化を図ります。

主体となっているのはGoogleで、現在は様々な企業が参加し、AMP Projectという団体によるオープンソースプロジェクト(Apache 2.0)となっています。

インデックシングへの対応方法としては以下の2通り。

  1. オリジナルのページを完全にAMP対応する。
  2. HTMLに対してlinkタグを設置し、AMPバージョンを明記する。

一方、AMPの規約に則ったHTMLの書き方は結構難しいのですが、WordPressには公式プラグインが存在します→ AMP – WordPress Plugin

僕も自分のブログをAMP対応済みですが、このプラグインを使い、ちょっとだけデザインテイストを調整して対応完了しました。

なぜAMPに対応するのかという疑問を解消しよう!

最近はFacebookもInstant Article(※サイトはWordPress.com!)をリリースするなど、「モバイル対応のための専用コンテンツ」を作成する機会が多くあります。また、某有名ニュースアプリなども高速化のために特定の形式のフィードを要求しています。

かつては「ワンソース・マルチユース」などということが喧伝され、HTMLはそのセマンティックな構造から再利用性が高いとされていましたが、現実にはユースケースによって別のHTMLを書くことになっている未来が到来しています。

なぜ既存のHTMLだけではダメなのか? AMPによってGoogleは何をするのか? 我々のユーザーにどんなメリットがもたらされるようになるのか? 我々の広告収入はどうなってしまうのか?

きっとこういった疑問への答えを貰えることでしょう!

全Webサイト保有者必見のこのセッションが見られるWordCamp Tokyo 2016の開催はいよいよ今週土曜日、9月17日からです。参加には登録が必要なので、まだの方はぜひお申し込みください!

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