WordCamp Tokyo 2019 会計報告

こんにちは。WordCamp Tokyo 2019実行委員長のmimiです。ご無沙汰しております。

コロナ禍のために、残念ながら2020年のWordCamp Tokyoが中止となりました。また備品保管を無償で請け負っていただいていた会社のオフィスが移転となり、新たに保管場所を借りる必要が生じたりで、2019として会計をご報告できるタイミングが大変遅くなってしまいましたこと、お詫びいたします。

以下にWordCamp Tokyo 2019実行委員会として実際にお預かりした金額の収支をご報告いたします。(WordCampセントラル経由のお取引は含まれていません。何卒ご了承ください。)

収入

摘要金額
グローバルスポンサーグラント/ Global Sponsor Grant¥3,800,000
ローカルスポンサー協賛金合計¥4,500,000
雑収入(預金利息)¥10
収入合計:¥8,300,010

支出

摘要金額
会場費¥3,425,400
アフターパーティ費¥869,000
福利厚生費(会場提供飲食費)¥861,403
会場設備費¥772,877
ノベルティ制作費¥743,898
同時通訳費¥385,548
賃借料¥379,221
消耗品費¥323,151
交際費(スピーカーディナー)¥313,600
映像制作費¥300,000
運搬費¥138,474
託児費¥102,975
広告宣伝費(印刷代)¥78,091
通信費¥60,424
雑費¥54,514
保険料¥42,700
支払手数料¥23,712
事務用品費¥11,686
支出合計: ¥8,886,674

586,664円 のマイナスとなりますが、前年度、セントラルから提供をいただいた分の残金 1,062,641円 がありましたので、こちらをセントラルからの支援金として利用させていただきました。その残額の475,977円については、地域のミートアップ運営費や備品保管料等に当てさせていただく予定です。沢山のご支援、誠にありがとうございました。


WordCamp Tokyo 2020は中止となりましたが、場所をオンラインに移しまして WordCamp Japan 2021 を企画し、準備を進めております。
ぜひ今後の情報をhttps://japan.wordcamp.org/2021/TwitterFacebook等でキャッチアップしてください。

WordCamp Tokyo 2020 運営メンバーを募集します!

こんにちは。
WordCamp Tokyo 2019 の副実行委員長を務めました、戸田 秀成です。

12回目を迎えるWordCamp Tokyoを2020年も開催に向けて一緒に創り上げていただける運営のメンバーを募集します!

*今回は2種の運営メンバーを募集します。

WordCampとは?

WordCamp Tokyo イベントは、毎年有志のメンバーによって運営されています。
昨年は11月に開催し、運営スタッフと当日スタッフ、あわせて100名以上がが全員ボランティアとして参加し、すべてのイベント運営を創り上げました。

WordCamp Tokyo 2019 After Movie
WordCamp Tokyo 2019 スタッフ集合写真

今回募集する運営メンバー

WordCamp Tokyo はのべ700名以上が来場するイベントです。

これだけ大きいイベントを開催するにあたりスタッフはそれぞれ役割を持って関わりますが、前記のとおり全員がボランティアとして参加しています。

実行委員はガッツリ関わり、メンバーとともにWordCampを創り上げます。

また、WordCamp Tokyo は関東エリアのみならず日本全国から参加者が集まります。

今年はご自身の地域で今後WordCampを開催したいと思う方向けに「サポートスタッフ」という役割を設けます。

運営実行委員

運営実行委員は、WordCamp Tokyo 2020 を創り上げるコアメンバーとなります。各班にわかれ、準備をすすめます。コミットメントはグループにより違いますが、準備初期は主に月14時間前後・〜可能性がありますが、可能な範囲で責任を持って担当にあたっていただける方であれば大丈夫です。

運営実行委員は、関東エリアに在住または勤務中で、Tokyo WordPress Meetup イベントに参加可能な範囲の地域の方が対象です。

サポートスタッフ

サポートスタッフも各班にわかれますが、明確にやることを決めるのではなく、それぞれの班で必要なサポートを担う形となります。

サポートスタッフのコミットメントはグループにより違いますが、準備初期から会期直前まで月5時間前後になるのではないかと思っています。(*サポート内容によっては5時間以上になることもあります。)

サポートスタッフに制限はありません。WordCamp Tokyo に関わりたい!という方が対象です。「これから WordCamp を自分の地域でしたいと考えている方」はぜひサポートスタッフで関わってみてはいかがでしょうか。

WordCamp Tokyo 2020 募集予定班

会場班

主に開催する会場の担当者さんとのやりとりや会場にて必要となる備品の手配等を担当します。

広報 (SNSとWeb 更新) 班

主にSNSやブログ記事を活用した広報活動を担当します。

制作班

主に制作物を担当します。Web担当と紙もの担当にわかれて、開催に向けて必要なビジュアルを担当します。

当日スタッフ指揮班

主に、会期までに当日ボランティアスタッフ向けにオリエンテーション等を開催していただきます。また、当日はボランティアスタッフの統括を担当していただきます。

撮影班 (動画・写真)

主にWordCamp Tokyo 2020 当日の記録をしていただきます。写真と動画の担当にわかれていただきます。

*WordCamp Tokyo 2019 の写真はこちら:https://www.flickr.com/photos/wctokyo/albums
*WordCamp Tokyo 2019 の動画はこちら:https://wordpress.tv/?s=WordCamp+Tokyo+2019
*WordCamp Tokyo 2019 のアフタームービーはこちら:https://www.youtube.com/watch?v=TN8oSXBol1g

AX / CX / UX 班

主に来場者のエクスペリエンスを担当します。会場班との連携によりレイアウト作成や当日のヘルプデスク運営などがあります。

コミュニケーション班

主に実行委員会内部でのコミュニケーションを担当します。準備期間中に各班が円滑に準備が進むようファシリテートするなどがあります。

コントリビューターデイ班

WordCamp Tokyo 2020 はセッションデイとコントリビューターデイの2日開催です。主にコントリビューターデイの準備を進めます。

スポンサー班

WordCamp Tokyo は開催にあたり多くのスポンサーに支えていただいております。スポンサー募集やスポンサーとのコミュニケーション等を担当します。

セッション班

WordCamp Tokyo 2020 はセッションデイとコントリビューターデイの2日開催です。主にセッションデイの準備を進めます。

アフターパーティー班

主にアフターパーティーの準備を進めていただきます。

※ 当日のみのスタッフは後日別途募集しますのでその際にご応募ください。
※ WordCamp Tokyo 2020 運営方針によってチームを統合や新規班が結成する場合があります。
※ 各チームへの応募状況によってチームを統合する場合があります。


応募フォーム

運営スタッフに参加される方は、「WordCamp 運営者・スピーカー・スポンサー・ボランティア同意書」に同意のうえ、下記の応募フォームボタンからお申込みください。
100%GPLについては「100% GPL とは」「100% GPL チェックリスト」にてご確認ください。

応募締切は3月27日(金)です。

キックオフミーティングの日程は3月下旬または4月上旬を予定しています。決定後に告知致します。

託児利用者アンケート集計結果のお知らせ

WordCamp Tokyo 2019 2日目のセッションデイでは、WordCamp Tokyo 初の試みとして、託児サービスを行いました。ご利用いただいた方に行ったアンケート結果をご報告します。アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

アンケート対象: 託児を利用いただいた方
アンケート回答数: 3

Q1: 託児サービスはご満足いただけましたか ?

  • 満足。セッションを集中して聞くことができました。先生方が優しく、子どもも楽しく過ごせたようで、親子とも大満足でした。
  • 満足。細やかに子供の様子を伝えてくれた事が一番大きいです。
  • 満足。子どもがとても楽しく遊べて喜んでおり、その間に親はWordCampを楽しめて、良いことだらけでした!

Q2: ご利用前後に感じたこと、スタッフへのアドバイスなどありましたらご自由に記載をお願いします。

  • 託児サービスがあることを知ってから利用したいと思っていましたが、申し込みの期間が始まっていることに気づいたのが期間終了間際だったので、危ないところでした。
    申し込み開始日について、希望者へのメール等でのご連絡があればとても助かります!
  • 控室の扉に託児ルームとか、授乳室の看板などが無かったのでお伝えしたら、迅速にご対応頂けました。
    授乳室は扉と座席の間についたてなどがあると授乳の時に使いやすいと思います。
    また、子供がまだ小さい場合はお母さんが漏れなく腰を痛めている可能性が高いと思うのでオムツ替え等は地べたではなく、簡易ベッドやバシネットなどあると便利だと思いました。
  • 保育士さんもスタッフの方も親切にして頂きありがとうございました!
    最初は子供が馴染めるか心配でしたが、終わって見れば合間時間も外に出たがらないほど気に入っていました。
    次回はもっと長時間預けても大丈夫そうなので、半日〜一日中のオプションもあれば検討したいです!

今回の託児は、認可保育施設の運営も含めた保育事業を行っている事業者(ネス・コーポレーション株式会社)によるベビーシッターのイベント出張サービスに委託しました。

お寄せいただいたご意見、ご感想は、今後の WordCamp Tokyo の運営に活用させていただきます。

あらためて託児サービスを利用いただいた皆さま、アンケートにご協力くださった皆さま、ネス・コーポレーション株式会社の保育士の皆さま、ありがとうございました。

コントリビューターデイ アンケート集計結果のお知らせ

1日目のコントリビューターデイに参加いただいた皆さんからのアンケート集計をご報告します。アンケートにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

アンケート対象: コントリビューターデイ(1日目)への参加者
アンケート回答数: 25
(コントリビューターデイ参加者総数: 133人)

※ 表では回答実数を、グラフでは%を表示しています。

Q1: 現在のご職業に最も近いものを選択してください。

回答回答数
ウェブディレクター9
ウェブデザイナー3
コーダー3
プログラマー3
ブロガー2
プログラムマネージャー1
経営1
SE1
コミュニティモデレーター1
コンサルタント1

Q2: 性別を選択してください。

回答回答数
男性19
女性6

Q3: 年代を選択してください

回答回答数
19歳以下0
20〜24歳0
25〜29歳2
30〜34歳6
35〜39歳3
40〜44歳7
45〜49歳4
50〜54歳0
55歳以上3

Q4: WordPressの利用歴を教えてください

回答回答数
まだ使ったことがない0
1年未満0
1年以上3年未満6
3年以上0
5年以上19

Q5: WordCamp Tokyoへの参加は、今回で何回目ですか?

回答回答数
初めて6
2〜3回3
4〜5回9
6回以上7

Q6: 今回のイベントをどこで知りましたか?

回答回答数
口コミ7
Meetupや勉強会を通して6
WordCamp Tokyo サイト4
Facebook3
Twitter1
いつも参加1
企業HP1
スタッフ2

Q7: WordCamp (コントリビューターデイ) を友人・知人、同僚におすすめする可能性は10点満点中どれくらいありますか?

回答回答数
10点13
9点4
8点4
7点1
6点2
5点0
4点1
3点0
2点0
1点0

お寄せいただいたご意見、ご感想は、今後の WordCamp Tokyo の運営に活用させていただきます。

あらためてご参加くださった皆さま、アンケートにご協力くださった皆さまありがとうございました。

セッションデイ アンケート集計結果のお知らせ

大変お待たせしました。2日目のセッションデイにご参加いただいた皆さんからお寄せいただいたアンケートについての集計が出来ましたので、以下にご報告します。

アンケートにご協力くださった皆さん有難うございます!

アンケート対象: セッションデイ(2日目)への一般参加者
アンケート回答数: 99
(セッションデイ参加者総数: 622人)

※ 表では回答実数を、グラフでは%を表示しています。

Q1: 現在のご職業に最も近いものを選択してください。

Q1の円グラフ
回答回答数
ウェブディレクター20
ウェブデザイナー19
コーダー15
プログラマー14
SE8
企業のウェブ担当7
コンサルタント3
ブロガー3
事務職3
その他7

Q2: 性別を選択してください。

Q2の円グラフ
回答回答数
男性56
女性43

Q3: 年代を選択してください

Q3の棒グラフ
回答回答数
19歳以下0
20〜24歳2
25〜29歳11
30〜34歳18
35〜39歳26
40〜44歳20
45〜49歳8
50〜54歳8
55歳以上6

Q4: WordPressの利用歴を教えてください

Q4の棒グラフ
回答回答数
まだ使ったことがない1
1年未満12
1年以上3年未満28
3年以上22
5年以上36

Q5: WordCamp Tokyoへの参加は、今回で何回目ですか?

Q5の棒グラフ
回答回答数
初めて46
2〜3回25
4〜5回16
6回以上22

Q6: 今回のイベントをどこで知りましたか?

Q6の円グラフ
回答回答数
Meetupや勉強会を通して24
WordCamp Tokyo サイト22
口コミ18
Twitter17
Facebook10
その他8

Q7: WordCamp(セッションデイ)を友人・知人、同僚におすすめする可能性は10点満点中どれくらいありますか?

Q7の棒グラフ
回答回答数
10点43
9点16
8点20
7点11
6点5
5点2
4点1
3点0
2点1
1点0

お寄せいただいたご意見・ご感想は、今後のWordCamp Tokyoの運営に活用させていただきます。

あらためてご参加くださった皆さま、アンケートにご協力くださった皆さまありがとうございました。

実行委員長より全ての皆さまへ

WordCamp Tokyo 2019実行委員長のmimiです。

WordCamp Tokyo 2019 セッションデイにご参加いただいた皆さん、ご協力いただいた沢山のスポンサーの皆さん、素敵なお話をしてくださったスピーカーの皆さん、当日ボランティアとしてご協力いただいた皆さん、実行委員として半年も一緒に動いてくださった皆さん、そして多様な方面からWordPressとWordPressコミュニティのためにコントリビューターデイにご参加くださった皆さん、改めて本当に有難うございました。

まずはトップページにもドドンと貼らせていただいていますが、去年に引き続き今年も素敵なアフタームービーが仕上がっておりますので、まだご覧いただいていない方はぜひご覧ください。制作を担当してくださったのは金子さん、田嶋さんのお二人です!有難うございます!

WordCamp Tokyo 2019 アフタームービー
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WordCamp Tokyo 2019における受付フロー改善の取り組みについて

こんにちは。アプリ班リーダー、高橋文樹です。中国は成都から先週帰ってきました。麻婆豆腐発祥の店で麻婆豆腐を食べました。

さて、WordCamp Tokyo 2019では昨年の「受付がハチャメチャに混んだ」という反省を踏まえ、それをなんらかの方法で改善できないかという課題にかなり早い段階から取り組み始めました。

そして当日、出来上がったものがこちら!

撮影&編集 清野氏

ものすごくオシャレに編集したムービーなので「これは実態とかけ離れているのでは?」と疑う向きもあるかと思いますが、体感としても「受付で混んだ」と思った方はいなかったはずです。実際に参加された方からも……

https://twitter.com/ken1aizawa/status/1190441194783834112
https://twitter.com/januaryCOM/status/1190449678237614085

といった声が寄せられています。1人あたり20秒、スマホ利用で5スロットという感じでしょうか。実際の入場ログをグラフにすると、こんな感じ。

Tableau Publicで画像化

この記事では、その仕組みと今後の展開について共有したいと思います。

WP-Checkinの裏側

さて、このシステムはWP-Checkinという名で、GitHubにも公開しています。

https://github.com/wct2019/wp-checkin

基本的にはWebアプリケーションです。以下、技術的詳細。

  • SlimというPHPフレームワークを使っています。
  • ホスティングはAWSで、t2.nanoという激安サーバーを利用。
  • QRコード生成はGoogle Chart APIをfile_get_contentsするというワイルドな実装。
  • スタッフしか使わないので、認証はBasic認証のみ。
  • コーディング時間はたぶん24時間かかっていないはず(ログ

要するに、ささっと作った業務用Webアプリなのですが、もちろん工夫したポイントもあります。

PHP+Firebaseの利用

WordCampサイトはREST API経由で個人情報(e.g. ログインしてチケット情報取得)を参照できる仕組みがないので、GoogleのBaasであるFirebaseを利用し、そこにデータをコピーするという若干めんどくさい方法をとりました。これはアプリ班のもう一つの重要プロジェクトであった、「モバイルアプリを提供する」からも利用したかったのでそのようなジャッジになっています。

が、PHPからFirebaseに接続するのは結構面倒で、まずPeclでPHP拡張を入れる必要があります。今日日Peclって……と思ったのですが、なんでしょう、Goとかで実装してるからPHP拡張の方が楽なんですかね。とりあえずこの時点でレンタルサーバーはダメそうだなと判断し、AWSを使うことにしました。当日6時間ぐらいt2.largeに上げました。

Firebaseにデータをインポートする仕組みもアプリ班で作成。現在、500件のデータを一発で入れると怒られるので、そこが手付かずです。実際の運用ではCSVを分けてインポートしました。

QRコード配布の仕組み

QRコードを読み取ってチェックインを記録する仕組みがあっても、「どうやってそのQRコードを届けるのか」という問題がつきまといました。ここが結構難題で、WordPressコミュニティでも議題には上がっているのですが、たとえば1,000人の申し込みがあったイベントで1,000人に対して異なる情報を送る仕組みが存在しないのです。

一応、メール送信機能(Mailchimpみたいな機能)はWordCampサイトにあるのですが、チケットIDのような、固有の情報を外部から推測されにくいハッシュで送ることができません。

したがって、今回は「姓名+メアド」をクエリパラメータに含めて強引にQRコードを作成しました。WordCampでは同姓同名同メアドでチケットを複数枚買うことができてしまうのですが、それは後述するイレギュラーとして分類し、ことなきを得ました。

メールクライアントによってはimgタグのscr属性に日本語が含まれていることを許さず、QRコードが表示されなかったりしましたが、大半は大丈夫でした。

オペレーションの徹底

去年の反省をふまえると、当日スタッフ、つまり事前の打ち合わせをあまりやっていない人たちに対しての指示が少なかったのかなと判断し、事前にヒアリング(去年の何が問題だったと思う?)を行いました。その結果、次のようなtodoがリスト化されました。

  • 来場者に対して、事前に自己認識を持ってもらう。一般? スポンサー? スピーカー? これはエレベーターホールや行列で声がけをし、「スポンサーの方はこちらです」という具合に誘導してもらいました。
  • WordCampサイトに登録されていない情報を把握する。たとえば、スピーカーとスポンサーのTシャツサイズはFacebookグループやメールで収集してGoogleスプレッドシートに登録されていたので、WordCampサイトに登録されていませんでした。つまり、wp-checkinとしては知りようがない情報です。
  • クライアントをスマートフォンにする。QRコードの偉大なところは、スマホ一台あれば済むところです。去年までは受付にボランティアの持ち寄ったラップトップを並べていたのですが、OS古すぎ、Wi-Fiに繋がらない、バッテリーが30分で切れるなど、問題が頻出しました。しかし、スマホであればそれなりに質の揃った端末を多くの人が持っているので、問題も発生しません。
  • ユーザーシナリオを徹底する。今回は「すごくうまくいった場合」と「それ以外」にわけました。受付が混む原因はいわゆる「ATM待ち行列」です。2台しかATMがない銀行支店で数十件の振込をする経理の人が2人いたら、ものすごい行列ができてしまいますよね。したがって、「すごくうまくいった場合」以外の全てのイレギュラーは熟練スタッフ(僕)によるヘルプデスクが対応することにし、当日スタッフの皆さんにもそのように周知しました。

QRコードによるチェックインシステムを作ったということがあたかも問題解決の主因のように見えてしまいますが、実際はこうしたシナリオ分岐とオペレーション徹底によって当日スタッフたちの力を引き出したことが大きかったのでは、と思います。

うまくいかない場合あるある

さて、上記でさらっと触れた「すごくうまいった場合」以外はなにがあるのでしょうか? これは長年WordCampの運営に携わらないとわからないところがあると思うので、シェアしておきます。

誰かに買ってもらっている

制作会社の方に多いのですが、自分以外の誰かにWordCampのチケットを買ってもらっている場合があります。部下はWordPressアカウントではなく会社の名義のメアド(e.g. boss@example.co.jp)で買っているにも関わらず、上司はWordPressアカウント(e.g. me@example.com)で買ったと思い込んでいるケースです。受付で「買ったはずだけど」といっても、メアドが違うのでチケットリストを検索しても「虚無」です。

名前が違う

筆者は「SNSすべて本名で通す」という若干クレイジーな生き方を貫いているのですが、世の中の人はハンドルネームなどを使い分けています。WordPress.orgとtwitterとinstgramとgmailの@マークの前がすべて異なったりします。なんでtwitterアカウント何個も持ってるの? また、異常な数のgmailアカウントを持っている人、すべてのサービスに+をつけて運用する人(e.g. example+wordcamptokyo2019@gmail.com)も世の中に存在するので、捜索に時間がかかります。

チケットを買っていない

散々メールを検索した挙句、「そういえばチケット買ってないわ」という人がいます。本当にいます。これは悪魔の証明です。そういう人がいるのは別にいいのですが、時間がすごくかかります。行列のできるラーメン屋で席に座る前にチケットを回収する意味はキッチンの仕事を前倒しするだけでないのでは、と個人的に思っています。ちなみに、ある程度経験を踏むと、顔を見ただけで「あ、この人チケット買ってないな」とわかります。


総じていうと、「イレギュラーを見分ける」というのがものすごく大事なスキルになります。

WP-Checkinの今後

さて、「2019年の東京ではうまくいったぜ、俺たちすごいだろ?」というだけでは芸がないので、ぜひこの機能を他でも使ってもらいたいとWordCamp 2019 Osakaにバトンタッチしました。

うまく動くかなとやきもきしていたところ……

やったぜ! この仕組みはWordCamp Asia 2020でも使ってもらえるよう調整中です。困ったことがあったらいつでもいってね(業務連絡)

コミュニティ全体への取り込み

さて、今回Firebaseを利用しましたが、本来であればWordCampサイトに入っているデータを外部から利用できれば済む話です。実際、今月開催されるWordCamp Taipeiでも同様の仕組みを開発したと聞きますし、別々の場所で似たような機能が開発されるのは無駄な気もします。

WordPressコミュニティでも同様の問題は認識されており、すでに関連する提案 “Proposal: QR code for WordCamp badges” もされています。

今回作成された仕組みはコミュニティに提案し、形を変えて採用してもらえればと嬉しいですね。まだ英語でのプロポーザルを書く時間は取れていないのですが、もし採用されたら、「そういえば2019年に東京でそんなことがあったなぁ」と思い出してもらえれば幸いです。

ハラスメント行為についてのご報告

こんにちは、WordCamp Tokyo 2019 実行委員長のmimiこと西岡由美です。

皆さんのおかげで盛況に終わった当イベントですが、本日は大変残念なご報告をしなくてはなりません。

具体的な内容については、当事者の方のプライバシーに関わりますのでご説明は省きますが、今回のアフターパーティにおいてセクシャルハラスメント行為があったことをご報告いたします。

当委員会としては、この事実を公表することによりコミュニティに関わる皆さん自身の問題として捉えていただきたいということがあります。そしてまた、皆さんの中で、もしも少しでも嫌な思いや違和感を感じた経験があれば、委員長でなくても実行委員で無くても構いません、お近くの相談しやすい人に勇気を持ってご相談してみてください。

そうやって、声に出していただくことがコミュニティ全体にとっても問題を見出し、改善したり行動を起こすきっかけになるかと思います。

また、当事者の方への対応は実行委員会として責任を持って個別に対応させていただいておりますので、どうか犯人探しをするような言動は控えてくださるようお願いいたします。

最後になりましたが、この度は当委員会の運営内において、このような事態を発生させてしまいましたことを謹んでお詫び申し上げます。

本件は、とてもデリケートで難しい問題ではありますが、委員会及びコミュニティにおいて今後の再発防止と、皆さんにとってより楽しく安心してご参加いただけるCampやコミュニティ運営を行うため、ご報告から現時点まで慎重に対策を検討し、協議を重ねております。どうぞ、ご理解とご協力をお願いいたします。

なにかご意見のある方はお問合せフォームより、お気軽にお寄せいただければ嬉しいです。

当イベントのコミュニティガイドライン(Code of Conduct)はこちらからご確認いただけます。

WordCamp Tokyo 2019 の写真が公開されました

WordCamp Tokyo 2019 オフィシャル写真

WordCamp Tokyo 2019 へご参加ありがとうございました

WordCamp Tokyo 2019へご参加くださった皆さま、ご参加いただきましてありがとうございました。
まだ熱気冷めやらぬところですが、早速コントリビューターデイ、セッションデイ両日の写真をご用意いたしましたのでご案内いたします!!

こちらの写真をご利用いただくにあたってひとつお願いがございます。
大変恐縮ではありますが、以下をご一読のうえこちらのガイドラインに沿った形でご利用いただけますようお願いいたします。

CC BY-SA 4.0ライセンスについて

WordCamp の公式フォトグラファーが撮影したもの(以下「オフィシャル写真」)は、CC BY-SA 4.0ライセンスでの提供となります。
ブログ記事などでオフィシャル写真をご利用になる場合は、「クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際」のライセンスの条項に従っていただけますようお願いいたします。

CC BY-SA 4.0 の表示義務は、「適切なクレジット (appropriate credit)」「ライセンスへのリンク (provide a link to the license)」「変更 (編集) があったらその旨を示す (indicate if changes were made)」となっております。
表示する画像のサイズについての表示義務はありません。

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コントリビューターデイでの成果を共有します

今年の WordCamp Tokyo 2019 コントリビューターデイは135名の方にご登録いただき、無事終了することができました。当日は最後に各班長による成果発表の時間がありましたが、改めてここでブログに記録しておきたいと思います。

(引き続き、参加者の皆さんによるフィードバックをアンケートで受け付けています。今後の運営の改善にどうぞご協力ください)

目次

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WordCamp Tokyo 2019 is over. Check out the next edition!