リオ五輪も後半戦に差し掛かかってきて、早くも2020年の東京五輪が楽しみになってきましたね。オリンピックさながらハッカソンも開催する予定のWordCamp Tokyo 2016は9月のシルバーウィークに開催予定です。登録がまだの方はこちらから! ボルトのように優勝をかっさらいましょう。
それではセッション情報第二弾をお送りいたします。今回はWordPressを利用しているなら誰でも興味を持つであろう内容であるテーマ制作やサイト運営のセッションを中心に紹介します。
1. WordPressテーマ制作
WordPressサイトのカスタマイズは「テーマに始まりテーマに終わる」と(一部で)言われています。そんな気になるテーマ制作に関するセッションはこちら!
テーマ作成のスキルアップにつなげよう WordPressサイト解体ショー
スピーカー: 森川 徹志さん
みなさんが見慣れたサイト、大好きなサイト。その中にはWordPressで作られたものがたくさんあって(なにしろ、世界シェアトップのブログ/CMSソフトですから)、ちょっと深掘りするとコーディングや導入プラグインなど構築のヒントが見えてきます。このセッションでは「制作実務に役立つ日本語WordPress事例集」の作者が、WordPressサイトの見つけ方やテーマの実装例をソースを開腹(!)しながら紹介。テーマ作成のスキルアップにつなげていけだける初心者向けセッションです。
すでにWordPressテーマを作成された方でも、「他の人ってどうやってるの?」というのは気になるところ。ソースを実際に見せながらのセッションでスキルアップをはかっちゃいましょう。
ノンプログラマーのためのWordPressテーマ作成ステップアップ術
スピーカー: Mignon Styleさん
みなさんはWordPressのテーマを作ったことがありますか?
そのテーマの作り方、本当に正しい作り方ですか?PHPもオープンソースもGPLも知らないノンプログラミングWebデザイナーが、WordPressを覚えるためにやったことや、正しいテーマの作り方について。
そして、WordPress公式ディレクトリにテーマ Chocolatを登録してみて感じたことや変わったことなど、わかりやすくお話します。WordPressをこれから始める人も、すでに始めている人も。
ステップアップしたいすべての人へ。
公式ディレクトリ掲載テーマChocolatの作者であるMignon Styleさんによるセッションです。WordPressテーマを作るとなると「PHPが書けないといけないんでしょ……」と思ってしまいがちですが、WebデザイナーというバックグラウンドからスタートしたMignon Styleさんのお話は一歩を踏み出す参考になるでしょう。
デザイナーが効率よくテーマ作成を進めるには? デザインから WordPress のテーマ作成のワークフローを見直す
スピーカー: 長谷川 広武(´°ム°`)さん
みなさんは、WordPressのテーマを作成する際に、どのようなワークフロー(制作手順)でコーディング・構築・テーマ作成を進めますか?
制作する人や会社のスキルや方法によって、様々なワークフローがあります。
・既存のテーマを元にデザインのスタイルをつける。
・テーマ作成とともにデザインのコーディングをまとめて行う。
・静的にコーディングをしてからテーマ作成を進める。どのケースにおいてもメリット・デメリットがあるため「この方法が最強!」という答えはないですが、実際にみなさんが採っているワークフローは、スキルレベルや制作の体制なども考慮して、効率的と言えますか?
このセッションでは、今一度、デザインから WordPress のテーマ作成のワークフローを見直し「どのように進めたら効率的か」を考えてみましょう。
細かなコードの話ではなく、「どのように作るか?」という点に焦点を絞ったお話です。普段沢山のサイトを作っているWebデザイナー/コーダー/フロントエンドエンジニアはもちろん、自分のブログをカスタマイズしているファンユーザーやブロガーにも参考になるはず!
2. WordPressサイト運用の便利術
WordPressはプラグインなどでカスタマイズして機能拡張していけるのが最大の魅力。実例を踏まえて新しいWordPressの便利な使い方を学びましょう。
CMSとしてのWordPress – WordPressで管理するランディングページ –
スピーカー: 吉田 智章さん
ランディングページや入力フォームページをどのようにしてWordPressにて管理しているかをご紹介します。
現在、Sansan株式会社マーケティング部では50ページ程度のシンプルな入力フォームからランディングページまで、様々な様式のページをWordPressで管理しています。
WordPress本体やプラグインのアップデートでのコンフリクトなどを避けるため、極力既存のプラグインに頼らずfunctions.phpに独自関数を記述するなどの工夫をしています。
また、プラグインは厳選したもののみ使用するのですが、その中でもAdvanced Custom Fieldsは最大限に活用し、スマホ専用ページの有無と表示切り替え、サンクスページやサンクスメールの作成、コンバージョン測定ツールのタグ設置などを管理画面から設定できるようにし、各ページで条件分岐するなどして様々な表示に対応しています。
「早く言ってよ〜」のCMでお馴染み、名刺管理サービスのSansan株式会社ではWordPressをランディングページに利用しているようです。多くの人に使われるサービスがどのようにしてコンバージョンを達成しているのか、とても興味深いですね。みなさんも今のうちから質問を用意しておきましょう。
kintoneと組み合わせて、快適サイト運営術
スピーカー: たにぐち まことさん
WordPressでサイトを制作しているとき「Excelからデータを手軽にインポートしたい」とか、「問い合わせ内容をデータベースに蓄積したい」なんてことありませんか?
サイボウズのクラウドDB『kintone』を使えば、これらが簡単に行えます。本セッションでは実演を交えて、デモンストレーションをお送りいたします。
『WordPressをちゃんと使うための教科書』『よくわかるPHPの教科書』などの著書もあるたにぐちまことさんによるセッション。クラウド全盛の現代では、特定の用途を持った機能をWebサイトから分離してクラウドに預けることが増えています。このセッションで実際のやりかたを学び、他のクラウドサービスでも積極的に利用していけるようになると未来が広がります。
3. WordPressサイト構築ノウハウ
年間300プロジェクトから体得! “リスクを撃破する” テクニカルディレクション術
スピーカー: 関井 遼平さん、丹羽 孝彰さん、安藤 大海さん
社内にエンジニアをもたない“ロフトワーク流”Webサイト構築プロジェクトの進め方を、WordPress導入の具体的な事例・アウトプットをベースにご紹介。
いかにリスクを減らし、スムーズにプロジェクトを進めるか?、テクニカルディレクターの目線でコツをお話します。
ロフトワークのテクニカルディレクターは、Web戦略策定をはじめ制作、メディア運営、プロダクト開発等々さまざまな案件を手がけるクリエイティブ・ディレクターの伴走者として、テクニカル面の進行をサポートします。
テクニカルな課題発見・解決のプロとしてのノウハウに関心のある方は、ぜひご参加ください。
毎年沢山のプロジェクトを手がけているロフトワークさんからはプロジェクトマネジメントのお話。自社でエンジニアを持たないロフトワークさんならではのリアリティあふれるお話に期待しましょう。
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以上、WordCamp Tokyo 2016のセッションを一部ご紹介しました。まだまだおもしろいセッションが盛り沢山なので、引き続き更新情報をお待ち下さい。登録がまだの方は、Tシャツの発注〆切が明日までなので、急いで登録しましょう!