interview:WordPressコミュニティとの出会いが人生観を変えた。夢を叶える情報発信術の秘密

2016年のWordCamp Tokyoでは人気ブログ「わかったブログ」を運営しているかん吉さんに登壇頂きます。かん吉さん自身、ブログ、そしてWordPressとの出会いを通じて自分の人生を大きく変えてきたという経験をお持ちです。セッションに登壇頂く前に、ブログやWordPressに関する思いを伺ってまいりました。

–本日はよろしくお願い致します。このたびインタビューの時間を頂きありがとうございます。かん吉さんはブロガーとしてはすでに有名ですが、WordPressコミュニティにはブロガーのことをよくご存じない方も多いと思いますのであらためて、自己紹介をお願いできますでしょうか。

はい、ハンドルネームかん吉という名前わかったブログというブログを運営しております。94年からWebの世界に関わっています。2000年くらいホームページ制作を開始。2003年からアフィリエイターとして活動開始して、2005年に独立していまに至ります。

–私もかん吉さんのわかったブログの大ファンでして、いつも拝読させて頂いております。私は2011年からブログの読者なのですが、ブログを始められたのはいつからですか。また、WordPressで運営されるようになった経緯なども教えて頂けますでしょうか。

実はブログは2003年6月からブログを始めてます。最初は日記のようなものを始めました。2006年にMTに出会って、家庭菜園のブログを始めました。このとき平行して、はじめたブログがわかったブログです。

WordPressとの出会いは、2012年にわかったブログをMTから移行したのがきっかけです。当時、MTとデザインを合わせたくて、テーマを自作しました。作り方がわからなくてindex.phpにほとんど全部のコードを書き込んでました。きっとWordCampもスタッフの方には怒られると思います（笑）。

WordPressに移行した理由は、情報が豊富だったこと、無料だったことなどもあり、また、WordPressのサイト制作の案件の引き合いが出てきたからです。

–今回登壇して頂くテーマは「夢をかなえるWordPress」ですが、かん吉さんご自身はブログを始められてどんな変化があったでしょうか。

WordPressでブログ運営をはじめてから人生うまくいっている感じがしてます。諦めかけていたことが実現できたりと、WordPressのおかげでいろいろ恩恵をうけることができました。

わかったブログ自体は、2010年頃から注目を集めはじめまして。2013年ごろにはかなり有名になっていて、その後はゆるやかに横ばいで推移しています。ただ、私の感覚的には注目をあつめていた時期よりも今のほうが楽しいです。特に今回のWordCampでは、前回に2013年にWordCampに出てから、その後の変化を中心にお話させて頂くつもりです。

–2013年にWordCampに登壇されたときのインパクトが大きかったのですね。

はい、とても。

WordPressコミュニティのWordPressを盛り上げていこうという空気が凄く楽しかったんです。自分も技術系の人間なので、そのノリが好きになりました。WordPressコミュニティに関わることで心境の変化を感じるようになりました。

とくに大きく感じ方が変わったのは、サービス精神が楽しいという感覚です。

マラソンをしているんですが、マラソンにもコミュニティがあって、マラソン仲間の応援にいってます。最近では大会の名物になっているようです。マラソンだけでなく、ブログについても取り組み方が変わってきました。記事を書くこと、出し惜しみしないということをより強く考えるようじなりました。

気持ちの変化に呼応するように、自分の置かれている環境も変わってきました。

最近、ブログを見てくれ方とマラソン仲間になりまして。その方がWeb制作関係の方で。「先生をやりたい」と冗談でいったら、人のつながりからデジタルハリウッドの講師を始めることになりました。WordPress関連の技術について指導しています。

ほんと思わぬことがブログやWordPressを通じて起こってきます。

–かん吉さんは静岡にお住まいということで、静岡のイベント開催にも力を入れられています。やはりブログと地域の活性化は相性がよいと感じられていますか。

地元を活性化する勉強会を3つ運営してます。

勉強会の集客は、ほとんどわかったブログからです。WordPressだとデザインなどもカスタマイズして、その地域の特色を出しやすいと思います。地方の情報発信は、東京に比べて競合が少ないので有利な面があると思います。

※地域の勉強会で熱弁を振るうかん吉さん。