「WordPressの開発」と書くと、コア(Core)ソフトウェア開発のことだけを指すと思われるかもしれません。しかし、「WordPress」とはそれを支えるインフラやコミュニティ全体も含めたプロジェクトの名称であり、コア以外の開発や活動もたくさんあります。
バージョン毎のリリースとは関係なく、プロジェクトは現在14のチームに分かれて日々開発、活動が行われています。以前は8つくらいだったんですが、増えてました😅
- Core(コア)
- Design(デザイン)
- Mobile(モバイル)
- Accessibility(アクセシビリティ)
- Polyglots(ポリグロッツ=多言語化)
- Support(サポート)
- Documentation(ドキュメンテーション)
- Themes(テーマ)
- Plugins(プラグイン)
- Community(コミュニティ)
- Meta(メタ=インフラ、公式サイトなど)
- Training(トレーニング)
- Flow(フロー= UX 改善)
- TV(動画アーカイブ)
すべてのチームはWordPress公式サイト内のmake.wordpress.orgセクションにそれぞれブログを持っており、進捗状況や開発者向けの技術情報を投稿されている他、コミュニティの意見を広く募りたい時などにも活用されてます。名称は長いので、「make(メイク)」とか「make.(メイクドット)」とか呼ばれています。
wordpress.orgが「店頭」であるならば、make.はまさに「工場」といえます。
WordPressを作っている人たちが来日、登壇する!
さて、各チームには管理人やコーディネーターがいて、先頭に立ってチームの舵取りをおこなっているのですが、WordCamp Tokyo 2016にはこの14チームのうち3チームの管理人が来日、登壇します!
テーマチームのウルリッヒ。ドキュメンテーションチームのジョン。多言語化チームのペティヤです。
ウルリッヒは管理人をしている他、公式ディレクトリに掲載されるテーマの主要レビューアーの1人でもあり、それらの経験からWordPressプロジェクトに貢献する時に直面する成功や困難について語ってくれます。
ジョンはドキュメンテーションチームの管理人をしながら、他にも多くのチームにまたがって活動しています。その経験を元に、各チームが何をしているのか? どう連携しているのか? どのチームで貢献するのが良いのか? などを語ってくれます。
ペティヤは多言語化チームの管理人の1人として、また、世界で最も大規模なWordCampとなったWordCamp Europeのオーガナイザーの1人としても活躍しています。彼女の経験からヨーロッパにおけるWordPressコミュニティの成長について話してくれます。
ウルリッヒ、ジョン、ペティヤ、そしてコア・コミッターでありリリース・リードのマイク・シュローダー…。彼らはみんな、WordPressを「作っている」人たちの中でも最前線で今活躍されている方々です。
ちなみに、リリース・リードも、make.wordpress.orgの各チームの管理人も、未だ日本人/日本在住者がその役割を担ったことはありません。彼らの話を直に聞くには海外のWordCampへ足を運ぶか、今回のように来日してもらうしかありません。しかも、WordCamp Tokyo 2016では同時通訳付きで聞くことができます。ニュースや国際カンファレンスでよく目にするアレです。
まだ参加できます!
グローバルトラックには他にも、こWordPressと今後どのように歩めばよいのかという話、セキュリティの話、日本語対応&WooCommerce対応の決済サービスの話やテーマ開発の話、そして、あのContact Form 7の作者がプラグイン開発について話します!
チケットは、こちらから購入可能です!