ライセンスについてのお願い

WordPress のライセンスにより、その派生物には GPLv2 または GPLv2 との互換性があるライセンスを適用する必要があります。
ただし、WordPress.org のコミュニティや WordPress Foundation は、派生物のプラグインやテーマなど全体に対して 100% GPL を適用することを推奨しています。

また、WordCamp Tokyo 2015 ではスピーカー・スポンサー・運営者の方々にも、公開( 頒布 )・販売・宣伝( 紹介 )をしているテーマやプラグインがある場合は、それらが 100% GPL または互換性のあるライセンスとなっていることをご確認いただいています。

一例として、プラグインに含まれる PHP ファイルのみに GPL を適用し、CSS / JavaScript / 画像 / アイコンファイルには GPL と互換性のないライセンスを採用している場合 (「スプリット・ライセンス」と呼ばれることがあります) は、WordCamp Tokyo 2015 のスピーカー・スポンサー・運営者としてイベント運営に関わることはできませんが、来場者として参加することは可能です。

宣伝の影響を受ける範囲

派生物であるテーマやプラグインの公開や頒布をしていない方でも、 100% GPL ではない WordPress の派生物を宣伝または、紹介しているとイベント運営に関わることができません。

宣伝が二次的な場合は影響を受けませんが、宣伝の内容が 100% GPL ではない派生物を紹介している場合は一次的な宣伝とし、影響をうけることになります。

100% GPL とは

WordPress の派生物であるテーマ・プラグインなどの、PHP / JavaScript / CSSのソースコードや画像など、すべてに GPLv2 または GPLv2 との互換性があるライセンスを適用する必要があります。

100% GPL は、WordPress コミュニティにおける参加ルールのようなものです。

スプリット・ライセンスとは

WordPress の関数やフックといった機能を利用しない、JavaScript・CSS・画像については GPL ではないライセンスを適用することをさします。

PHPソースコードに GPL 互換とし、JavaScript / CSSのソースコードにその他のライセンスを適用することは法的に可能です。
しかし、スプリット・ライセンスを適用したテーマやプラグインでは、これまで世界中でおこなわれてきた貢献の積み重ねによる様々な自由を WordPress の「ユーザー」が享受できないと考えられています。

その為、WordPress.org や WordPress コミュニティでは 100% GPL または、全てのファイルに対して GPLv2 互換であるライセンスの選択をお願いしています。

ライセンスを適用したくない場合

100% GPL を適用したくない

前述の通り、WordPress の関数やフックといった機能を利用しない、JavaScript・CSS・画像については GPL ではないライセンスを適用することも可能です。

しかし、100% GPL を適用しないテーマやプラグインの公開・宣伝・販売をしている場合は、残念なことに WordCamp Tokyo 2015をはじめとする、世界各地で開催される WordCamp に協力していただくことはできません。

GPL を適用したくない

GPL または 100% GPL が適用されるのは、テーマやプラグインを頒布（不特定多数に広く配布）または、公開した時です。
GPL だからといって頒布をする義務はありませんし、WordPress を使用したウェブサービスを開発する場合もソースコードを公開する義務はありません。
また、WordPressのテーマやプラグインを利用してウェブサイトを表示しているだけでは、頒布や公開には含まれません。

しかし、WordPress の派生物を頒布・公開するけれど、どうしても GPL を適用したくない場合は、GPL である WordPress を使わない事が唯一の解決策になります。