100% GPL について

「コミュニティガイドライン」における「100% GPL」

WordPress.org コミュニティとしては、スピーカー・運営者・スポンサーの方々に、100% GPL または GPL と互換性のあるライセンスを選択して頂くことが参加条件になります。

「100% GPL」とは
PHP コード、JavaScript、CSS、画像などすべてに GPL または GPL 互換なライセンスを採用すること。

また、スプリット・ライセンス(100% GPL でない)を禁止しています。
従って、100% GPL の条件を満たしていない、WordPress の派生物 (テンプレート・テーマ・プラグイン・WordPress ディストリビューション) を配布している、企業または個人の方は、スピーカー・運営者・スポンサーとして公式に参加して頂くことは出来ません。(一般参加は可能です)

スプリット・ライセンス(100% GPL でない)について

「スプリット・ライセンス」(100% GPL でない)とは
「ライセンスの法的な解釈」のこと
PHP コードに GPL
JavaScript、CSS、画像などに GPL 互換でないライセンスや部分的に GPL を採用

スプリット・ライセンスを適用することは法的には問題ありません。WordPress テーマは WordPress の著作権の元にあるコードの派生物を含んでいます。それぞれ独自の作品である、画像、CSS、PHP ファイルをまとめたこれらのテーマは、全体を GPL にする必要はありません。むしろ、PHP ファイルは GPL の要件に制約されるが、画像や CSS はそうではないと言えます。

なぜ WordCamp への公式な参加者に対しては「100% GPL」が条件なのか

WordPress が提供している自由と同じものをユーザーに与え、顧客がどういった利用方法が許可されているのかについて推測したり混乱したりする必要がない状態をつくりたいのです。

ちょっと想像してみてください。
画像や CSS や JavaScript のまったくない WordPress を。…これは想像できないですね。
WordPress.org に記載されている「テーマも GPL ライセンス」というブログ記事があります。このあたりの考え方が WordCamp のポリシーの元になっていると思います。WordCamp や WordPress.org において、コミュニティを活発にするには 100% GPL がふさわしい、と運営側(WordPress 創始者のマット・マレンウェッグや WordPress Foundation)は考えています。

なお、「コミュニティガイドライン」における「100% GPL」は「ライセンスの法的な解釈」とは観点が異なっています。ご理解・ご協力をよろしくお願い致します。

役に立つ URL

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